親が子供に対して怒るのはどういうときでしょうか?「来週、テストがあるのに、いつまでたっても勉強をはじめない」というときではないでしょうか? 実はダラダラしている時間というのは充電している時間なのです。ダラダラしているとはじめのうちは心地よいのですが、だんだんそういう自分が嫌になってきます。「そろそろ勉強しないといけないな。いや、もう少しだらけていよう」と思う存分ダラダラして、「これ以上ダラダラしているとヤバイ!」というぐらいだらけて、もう、ダラダラするのは飽きた!今から2時間思いっきり集中して勉強をやるか!」と勢いよく跳ねて起きて勉強をやるのです。こういうときこそ高い集中力を発揮できるのです。ダラダラとする時間があるからこそ集中して勉強ができるのです。 このダラけているときに誰かから「早く勉強しなさい!」と命令されると、せっかく充電したエネルギーが一瞬で0にされ、もう一度、最初からダラダラをやり直さないといけなくなります。
部活をやっている中学生の一日の生活は忙しいはずです。居心地の良い家庭でダラダラと過ごす時間はたくさんは取れません。受験生でもない限り、家庭では「ある程度」ダラダラする時間も必要です。メリハリのある環境が大切です。
子供に「勉強しなさい」とだけはいってはいけません。「今やるところだったのに、やる気をなくした」と反抗された上で、子供は勉強のやる気を失います。「勉強しなさい」という言葉は最悪のセリフなのです。
親自身にも子供の頃に「勉強しなさい」と命令されて嫌に感じた経験があるはずなのに、親になってしまうとコロッと忘れてしまうようです。
特に日本のエセ教育ママほど、「勉強しなさい」を連呼するみたいです。子供のやる気がなくなるだけだと気づいていません。
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